2009.6/29
読了、そして四ツ葉のクローバー。
梅雨の季節、パトリスとゴマを散歩に連れて行くのもひと苦労です。途中で雨が降ってきてはたいへん。雲行きが怪しいときはあまり遠いところへは連れて行けません。
そんなとき見つけた、近所のシロツメクサの小さい原っぱ。狭いのですが、小さなワンコが2匹で遊ぶにはじゅうぶんな広さです。
ある日、母から「四ツ葉のクローバーをみつけました」とのメールが。ワンコのお散歩中に見つけたとのことでした。本気で探すつもりもなく、ただ何となくクローバーを眺めていたら、クローバーのほうから手招きをするかのように、かんたんに見つかった...というのでした。
ウラヤマシイ! 後日、母に会ったら、大事そうに本のあいだに挟んで、押し花にしてありました。
その後も、母は行くたびに四ツ葉のクローバーをひとつずつ見つけたようでした。
えーっ、そんなことあるの?と思い、実家に戻ったとき、私もその原っぱに行ってみました。狭いとはいえ、クローバーがわさわさと生えているなかから、四ツ葉を探すなんて到底無理...と、はやくも断念しそうなそのとき! はっきりとした四ツ葉のクローバーが、「ここだよ」とでも言うように、ひときわ目立って見えたのです。ほんとうに、それは向こうから呼んでくれているようでした。私は、年甲斐もなく大喜び。そして、この日も母は、四ツ葉をひとつ発見。我が家には、愛犬を含め家族の人数分の四ツ葉が揃いました。ちょっと凄い...。四ツ葉のクローバーには、それぞれの葉に意味があり、それは、
Fame(名声)、Wealth(富)、Faithful Lover(満ち足りた愛)、そしてGlorious Health(素晴らしい健康)であり、4枚揃ってTrue Love(真の愛) をあらわすそうです。うふふ、なんだか嬉しいです。家に戻ると、慎重に葉を広げて、読みさしの分厚い本『1Q84』の頁にそっと、大切にはさみました。いいことがありますように!

さてさて話は変わって...、『1Q84』。2週間近くかかってしまったけれど、読了です。
いまもなんだか、ほぅーっとしています...。先日、阿刀田高氏が『1Q84』について、村上作品は、彼の作品を読み慣れしていないと、物語に入って行きづらいかもしれず、そういった意味では、とりわけ難解かもしれない云々...のようなことを語っていらっしゃいました。村上春樹の文章自体は、平坦で、とても親切だと思うのですが、物語の設定にすっと入って行けずに、理屈で考えようとすると、辛いかもしれません。それはさておき。いえいえ、とっても面白い作品でした。どうしてここで泣けてくるんだろう、と思うほど、じんわりと涙があふれる場面も多く、まだまだ、このまま更に続きを読み続けていたいような気分です。まだ、この物語は終わっていないんだよね?と、いつか続編が出ることを願わずにいられません。
かつての村上春樹のファンも、最近は離れてしまっているような話を多く耳にするのですが、この作品は裏切らないと思うなぁ...、と私は思います。思えば、私が村上春樹を初めて知ったのは、中学生の頃の、国語の模試の読解問題でした。なぜか『風の歌を聴け』の一部が問題として使われていて、問題を解くよりも、この物語の続きを読みたい! と、そればかり思っていたことを、いまも覚えています。あの頃の雰囲気が、ちょっぴり残っているような作品だと思います。おすすめです。
2009.6/26
掲載のおしらせ。
掲載のおしらせです。
クリアエディションから『WA GIRL』が発売です。こちらの本、エディターでありCDであり、フォトグラファーとしても活躍されている米原康正氏による、イマドキの女の子のための着物カタログに仕上がっています。
髪を盛って、着物は女帝風。セクシーなアゲ嬢たちです...。
もう、私には完全にアウェーな感じですが、そういうお仕事は逆におもしろかったりします。気づけば、かなり愉しんで描かせていただきました。
2009.6/24
掲載のおしらせ。
掲載のおしらせです。
本日発売の『an・an』7/1号(マガジンハウス)は、女のタイミング徹底研究特集。
私は、女性の体内周期で美をととのえるバイオリズム・ビューティとして、24時間ビューティ、28日周期ビューティについて、色面とカットを描かせていただいてます。...背景イラスト、なかなかキレイな色に仕上がりました。効果的にデザインしていただき、嬉しい限りです。とても参考になる1冊です。女性必読です。...カバーの松嶋菜々子さん、キレイです。大好きなんです(笑)。

立ち読みはコチラ!
2009.6/20
ドイツ村と、あじさい屋敷。
「こんどの週末、家族でドライブに行かない?」
という、実家からのお誘いをうけて、またまた房総は袖ヶ浦にある東京ドイツ村へ行ってきました。この季節、ラベンダーやバラ、そして紫陽花の花が満開! ということで、自然を満喫しながらのお散歩です。
ドイツ村へ出かけるのはこれが初めてなのですが、広い敷地に、バラ園やあじさい畑、白鳥のボートや、鴨が泳ぐ池や、パターゴルフ場、ミニ動物園などなど...、なかなか愉しめました。園内の移動は車で、というのもラクですね。(運動になってないけど...)
園内の斜面には、さすがに梅雨のシーズン。あじさいが満開でした! この時期は、見どころ満載かもしれません。
さてさて、ドイツ村というからには、園内のお食事はドイツ風(笑)。ソーセージの盛り合わせや、アイスバインをいただきました。テラスのテーブルに設置されているグリルで、バーベキューを愉しむご家族連れもたくさんいらしたようです。梅雨の晴れ間の週末、すっかり夏気分ですね。

車のなかで眺めていたガイドブックに、いまの季節の見所が載っていたのですが、なかでも目をひいたのが、茂原にある“服部農園あじさい屋敷”というところでした。なんでも、広大な敷地に、200品種、10,000株以上の色とりどりのあじさいが咲き乱れている...というのです! 私たちは、ドイツ村をあとにすると、さっそく茂原へ向かいました。
ありました、あじさい屋敷! このあたりでは有名な名所だったようですね。観光バスも何台か来ていましたよ。
あじさいが咲いている敷地は山になっており、山の斜面に色とりどりのあじさいが、グラデーションになって咲き誇る...という感じでしょうか。この日は、たまたまお天気がよかったので、山に登って一望することができました。これは本当にラッキーでした。梅雨のシーズンなので、雨が降ってしまうと山道はぬかるみ、足元が危ないので、山の中段以上は登れないのです。暑い日でしたが、山のうえまで登っていくと、ひんやりと心地よい風が吹き渡り、本当にいい気持ち。そして、一望するあじさいの花々は、ただただ圧巻。言葉がみつかりません。写真を撮っても、私などの腕ではその素晴らしさが伝えきれず、ほんとうに残念です。見たこともないほどの美しいパープルやピンクの微妙な色あいの花々は、ため息の連続でした。
山をおりると、すっかり感化された私たちは、さっそくあじさいの花苗を買いました。農園のおじいさんに、挿し木の仕方を丁寧に教えていただいたので、これから少しずつ増やしていきたいところです。
それにしても、これだけの美しいあじさい...。お手入れもさぞ大変だろうなぁ...と思いました。こうしてひと月のあいだ愉しめるのは、お手入れあってのことですものね。頭が下がります...。来年もぜひまた、このあじさいに会いに来たいです。...そうそう、山道はこの時期滑りやすく、けっこう危ないところもありますので、くれぐれも靴は歩きやすいもので出かけることをおすすめします。7月上旬まで開園しているようですので、ぜひ一度、出かけてみてはいかがでしょう?
2009.6/14
ゆるゆる、房総。
梅雨の晴れ間。房総のおいしいと評判のパン屋さん“naya”をめざして、ドライブに出かけました。
この頃の房総は、田舎暮らしをもとめて都内から移り住み、お洒落なお店をオープンさせたりする方が増えたのか、ちらりほらりと、素敵なお店をみつけることができて、愉しいです。のんびり車を走らせている途中で、小さな看板を見つけたりして、そのまま行ってみると、思いがけない出会いがあったり...と、発掘の喜びがあります。
ここ、nayaは、長生村にあるパン屋さんであり、カフェとしても愉しめるお店です。ときどき、ギャラリーとして、展示などをしていることもあり、そのときはカフェはお休みのよう。私が出かけた日は、たまたま、クラフトの展示をしていて、お客さまがたくさんいらしていました。カフェがお休みなのが、ちょっぴり残念...。パンは天然酵母で作られていて、朝早く行かないと、ほとんど売り切れてしまうようです。私たちがお店に到着したのは、ちょうどお昼頃でしたが、パンはほとんど完売でした。あわてて、残っていたパンをトレーにのせて、米粉でつくられた自家製ケーキなども買ってみました。おうちに帰ってから、ゆっくりいただきましたが、どれもおいしくて、人気のほどが伺えました。あぁ、もっといろんな種類のパンが食べてみたいなぁ。また行こう。
そのまま、まっすぐ車を走らせると、一宮海岸です。この日は、サーファーでいっぱいでした。私も、思わずサンダルを脱いで、海水に足を浸してみました。冷たくて気持ちよかったです! 年甲斐もなくはしゃいでしまいました。
海に行くと、なんとなく、心地よく疲労するものですね。そのまま、また車を走らせると、茂みのなかに“COFFEE+PAN”と書いた看板を見たような、見なかったような...。なんとなく気になったので、引き返してみると...、ありました。“KUSA”というお店です。素朴な木の扉をあけると、ひんやりとした漆喰壁と、香ばしいコーヒーの香りが立ちこめて...。奥の小さなスペースには、手作りのスコーンやプチパンが...きっと売っていたのでしょうが、ほぼ完売しておりました。残念。カウンターでは、ご主人が実に丁寧に、一杯一杯のコーヒーをいれ、優しそうな奥さまが、小さなケーキやコーヒーゼリーをお皿に盛りつけていました。そこには、本当にゆっくりと、やさしい時間が流れているようでした。店内には、横に長い、あかりとりのような窓があり、そこから庭のグリーンを眺めることができます。その窓を眺めながらのコーヒーは、格別です。素敵なお店をみつけてしまいました。誰にも教えたくないような、みんなに教えてあげたいような...、そんな気持ちです。また、この雰囲気を味わいに、ゆるゆると房総をドライブ、したいです。
2009.6/12
夢中です。
先月末に書店に並んだと思ったら、あーっと言う間に増刷、増刷...、今月のはじめには100万部を突破、とのニュースまで流れ、忙しくて、本屋さんにも行けず、まだ手に入れていない私は、気が気でなくてそわそわ。そのうち、入手困難、との噂まで聞くようになり、ますます焦りは募るばかり。

村上春樹が好きで、これまでの作品も、おそらくほぼ読破しているだけに、周囲からの「おもしろい」という話が、鬱陶しくてたまらず、ようやく買いに走りました。
...が。噂は本当だったのですね。仕事場の付近の書店は、ほぼ全滅でした。甘かったです。
出かけるたびに、最寄りの駅の書店をくまなく探すも、『1Q84』の定位置だけが、ぽっかりとくぼんでいる状態。
ここ最近では、『スプートニクの恋人』も『海辺のカフカ』も『アフターダーク』も、そこまでじゃなかったのに...、と思い、同時に、これらの『ねじまき鳥』より後の作品は、実はちょっと物足りない感じがしていたので、新作のニュースを聞いたときも、あまり期待していなかったのです。(すみません、エラそうで。あ、でもちなみに、トルーマン・カポーティの翻訳本はおもしろかったですよ! おすすめします)
だけど、この評判と、この出遅れた感。手に入らないと思うと、ますます欲しくなるもので、結局、実家の近所の、かなりのおじいちゃんが一人でやっている、鄙びた本屋さんで、なんと! ありえない初版本を入手! 大満足で、読み始めました。ふふ、これで私もみんなの仲間入りよ。
そして...。まだBOOK1の半分くらいまでしか読んでいないのですが、おもしろいです!
村上春樹は、もののたとえ方や会話が素晴らしくおもしろいと思うのですが、声を出して笑うほどおもしろいシーンが多々あります。しばらくは、この分厚い本のおかげで、寝不足の日々が続きそうですが...。
2009.6/7
あじさいの季節。
6月に入りました。しとしと、雨の季節です。
かつてはこの季節、雨は鬱陶しいし、湿気で髪はひろがるし...で、キライだったのですが、この頃はそうでもなくなりました。雨音を聞きながら、おとなしく部屋で仕事をしている時間や、淡いパープルやブルーの紫陽花は、癒し効果も高そうで、1年のうちにひと月くらい、こんな季節があってもいいのかな...、なんて思っています。
先月も、今月に入っても、仕事が忙しく、息つく暇もないくらいでしたが、こんなときこそ、せめてキレイ色の紫陽花の花を買ってきて部屋に飾ることで、ほんの少し、心がほうっとするようです。
それから、もうひとつ。私は、この季節になると、和の甘味になぜか心が惹かれます。喉越しのよい葛や、色合いも涼やかな抹茶など、ほろ苦い和の甘みに、夏の訪れを感じるのかもしれません。
6月に入って最初の日曜日。残っている仕事にちょっとだけ目をつぶり、奥沢の“nanaha”で、和スイーツを堪能してきました。抹茶のガトーショコラに、冷煎茶、そして、抹茶のパフェ。なかでも、抹茶のガトーショコラは、抹茶の風味が濃厚で、黒蜜との相性も抜群。美味しゅうございました。(←そう言いたい気分)
そんなわけで、6月。梅雨の季節ですが、愉しく過ごしていきたいです。